なかむら・じゃくえもん
屋号:京屋
家紋:京屋結び、向い雀
一般社団法人伝統歌舞伎保存会会員・理事
公益社団法人日本俳優協会理事
次代の歌舞伎を担う女方の一人で、人間国宝で名女方だった亡父・雀右衛門の華やかな芸風を継承する任務を負う。以前から定評のある時代物では古典をきっちりと演じる一方、世話物では随所に現代的なリアリズムも織り交ぜた自在の演技が観客を魅了する。町娘は可憐で美しく、芸者などで見せる上品な色香も特筆に値する。襲名を機に、今後の歌舞伎界をけん引する立女形としてのさらなる活躍に期待が高まる。
経歴
昭和30年11月20日生まれ。四代目中村雀右衛門の次男。36年2月歌舞伎座「一口剣」の村の子広松で大谷広松を名のり初舞台。39年9月歌舞伎座「妹背山婦女庭訓」のおひろで七代目中村芝雀を襲名。56年名題適任証取得。平成28年3月歌舞伎座より五代目中村雀右衛門を襲名。
受賞
昭和58年と平成2年、3年、13年、26年、27年に国立劇場優秀賞。60年関西で歌舞伎を育てる会演技賞。61年国立劇場奨励賞。平成9年眞山青果賞奨励賞。11年松竹会長賞。20年松尾芸能賞優秀賞。同年日本芸術院賞。22年紫綬褒章。平成29年、第25回読売演劇大賞・優秀男優賞。
なかむら・きょうたえ。伝統歌舞伎保存会会員。女方。いつまでも初々しい色気と華やかな雰囲気を持っている。師匠譲りの華と芸を兼ね備えた実力派で、時代物の腰元も世話物の芸者もよく似合う。
経歴
昭和51年国立劇場第三期歌舞伎俳優研修修了。同年4月本名で国立劇場「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」の腰元ほかで初舞台。52年4月中村雀右衛門に入門し中村京妙を名のる。62年5月名題昇進。
受賞
昭和52年3月・55年12月国立劇場奨励賞。平成11年5月歌舞伎座賞。12年第六回日本俳優協会賞。13年第17回こんぴら大歌舞伎三穂津さくら賞。20年3月国立劇場特別賞。
なかむら・きょうぞう。伝統歌舞伎保存会会員。女方。芸熱心で、実力は定評がある。若衆や二枚目もいける。実験劇や創作劇でも異才ぶりを発揮し、自身で脚本や演出も手がけるなど意欲的な活動を展開。平成27年『NINAGAWA・マクベス』魔女で出演、30年蜷川幸雄一周忌追悼『NINAGAWA・マクベス』世界ツアーに同役で参加。
経歴
昭和57年国立劇場第6期歌舞伎俳優研修修了。同年9月中村雀右衛門に入門し中村京蔵を名のる。平成6年4月歌舞伎座「鳥辺山心中」の仲居お雪で名題昇進。
受賞
平成11年5月歌舞伎座賞。14年3月・20年7月・27年12月に国立劇場奨励賞。19年第十三回日本俳優協会賞、芸術祭賞新人賞(舞踊部門)。
なかむら・きょうし。伝統歌舞伎保存会会員。女方。京屋一門らしい、可愛らしいしっとりと美しい色気の若女方。真女方で、時代物の腰元や御殿女中、世話物の新造などがぴったり。臈長けた色気がありながら、小柄で淑やかな雰囲気なので娘役もよく似合う。出しゃばらず控え目だが、しっかりした演技は好感がもてる。近年は老け役を演じるなど、芸域を広げている。
経歴
昭和40年生まれ。61年国立劇場第八期歌舞伎俳優研修修了。同年4月本名で国立劇場「義経千本桜」の官女ほかで初舞台。翌年2月中村雀右衛門に入門し4月歌舞伎座から中村京紫を名のる。平成12年5月歌舞伎座「源氏物語」の官女で名題昇進。平成29年8月9日逝去(享年52歳)。
なかむら・きょうすみ。立役。昭和60年生。平成19年国立劇場第十八期歌舞伎俳優研修修了。4月歌舞伎座「頼朝の死」の町人(男)で中村京純を名のり初舞台。29年3月国立劇場奨励賞。
なかむら・きょうゆき。女方。昭和59年生。平成19年国立劇場第十八期歌舞伎俳優研修修了。4月歌舞伎座「頼朝の死」の町人(女)で中村京由を名のり初舞台。
日時 | 公演名 | 会場 | 演目 | 役名 |
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中村雀右衛門の後援会「京屋の会」では、年に2回程度の会合を催しております。
毎回、アットホームな雰囲気の中、抽選会などを行なっております。
会員の皆様には毎月、出演舞台のご案内を送付。年始には雀右衛門よりプレゼントもございます。
入会金5,000円、年会費は10,000円となります。
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